土塁の上から狭い谷を見下ろす。赤と橙に染まったモミジの樹冠がカメラより下にあって画面を埋め、谷の底を細い流れが走り、朱塗りの小さな反り橋が上から見える。手前に木の手すり。京都・北野天満宮の史跡御土居をイメージした生成ビジュアル(実際の現地写真ではありません)

紅葉は、たいてい見上げるものです。

北野天満宮の「史跡御土居のもみじ苑」は、見下ろせます。苑のなかに土塁が通っていて、その上を歩けるからです。上から見下ろし、下りて見上げる。同じもみじを二つの高さから見られるのは、この土塁があるためです。

その土塁は、豊臣秀吉が天正十九年(1591年)に築いた「御土居」です。

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御土居は、洛中と洛外を分けた土の堤です

御土居は、豊臣秀吉が水防のために築いた土塁です。同時に、洛中と洛外の境界を示すものでもありました。京都の内と外を、土を盛って分けた線です。

四百年以上たったいま、その多くは失われています。北野天満宮の境内に残る区間が、史跡として指定されて残っているものです。

紅葉を見に行く場所として知られていますが、歩いているのは堤防であり、境界線です。

平らな土の堤の上を、細い道が走る

平らな土の堤の上を、細い道が走る。谷側には木の手すり。片側は窪地に落ち込み、赤く染まったモミジの樹冠が道の高さまで届いている。道は二人並ぶのがやっとの幅。築かれた土の堤の上を歩く道をイメージした生成ビジュアル

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もみじは約350本。樹齢400年を超える「三叉のもみじ」があります

苑内には現在、約350本のもみじがあります。そのなかに、樹齢400年を超える「三叉のもみじ」があります。御土居が築かれたころからこの場所にあった木です。

苑の底を紙屋川が流れ、朱塗りの太鼓橋「鶯橋」が架かっています。展望所からは境内が一望でき、国宝の御本殿を見渡せます。

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開苑は10月31日から12月6日。ライトアップは11月13日から

もみじ苑の開苑は、十月三十一日(土)から十二月六日(日)。受付は9時から16時で、最終受付は15時40分です。

夜間のライトアップは、十一月十三日(金)から十二月六日(日)。日没から20時までで、最終受付は19時40分です。昼と夜では、上から見下ろしたときの見え方が変わります。

入苑料は大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生)700円。未就学児は無料です。

入苑料には茶菓子が付きます。利休居士が考案したと伝わる「麩の焼」を再現したお菓子です。

苑内での三脚を使った写真撮影は禁止されています。

日程は毎年変わります。紅葉の進み具合によっては、もみじが散って、予定より早く終わることもあります。出かける前に、北野天満宮の公式サイトで最新の日程を確かめてください。

流れの高さから、朱塗りの小さな反り橋を見上げる

流れの高さから、朱塗りの小さな反り橋を見上げる。塗りはつや消しで少し擦れ、板の木目が出ている。橋の下は影。手前の浅い流れは黒い石の上を走り、赤い葉が石に引っかかって渦でゆっくり回る。谷底の橋をイメージした生成ビジュアル

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行き方

KOKO HOTEL 京都四条烏丸からは、市バスで30分ほどです(ホテル調べ。車なら17分)。四条烏丸から北野天満宮へは、烏丸通を北へ、そこから西へ。途中で歩いて行く距離ではないので、バスに乗ってしまったほうが早い場所です。

境内の開門は7時から17時。 もみじ苑の受付時間(9時〜16時)とは別なので、朝いちばんに境内だけ見ることもできます。

昼と夜、どちらかを選ぶなら。 土塁の上から見下ろす構造を見たいなら昼。紙屋川と鶯橋を見たいなら、夜のライトアップのほうが形がはっきり出ます。

御本殿は慶長十二年(1607年)の再興です。 豊臣秀頼によるもので、国宝に指定されています。秀吉が御土居を築いたのが1591年、秀頼が本殿を再興したのが1607年。親子の仕事が同じ境内に並んでいます。

古いモミジの根元に寄る

古いモミジの根元に寄る。灰色のひび割れた樹皮の太い幹が二本、寄り添って立っている。赤い葉が幹のまわりに垂れ、黒い土の上にも厚く落ちている。手が一本、袖の端だけが画面の手前に入っている。樹齢を重ねたモミジをイメージした生成ビジュアル

北野天満宮/史跡御土居のもみじ苑
所在地〒602-8386 京都市上京区馬喰町
御祭神菅原道真公(全国の天満宮・天神社の総本社)
開門7:00〜17:00
もみじ苑 開苑10月31日(土)〜12月6日(日)
もみじ苑 受付9:00〜16:00(最終受付15:40)
夜間ライトアップ11月13日(金)〜12月6日(日) 日没〜20:00(最終受付19:40)
入苑料大人(中学生以上)1,500円/小人(小学生)700円/未就学児無料(茶菓子付き)
茶菓子利休居士が考案したと伝わる「麩の焼」を再現したお菓子
日程について毎年変わります。紅葉の進み具合で早く終わることもあるので、公式サイトで最新の日程をご確認ください
もみじの本数約350本(樹齢400年超の「三叉のもみじ」あり)
KOKO HOTEL 京都四条烏丸から市バス
この記事について
情報提供KOKO HOTEL 京都四条烏丸
画像記事の情景をイメージした生成ビジュアルです。各画像のキャプションに明記しています